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2021/09/18 07:14

こんにちは、(株)シェフズバンク代表の桑原です。最近は、気温も落ち着き秋を少しづつ感じるようになりましたね。しかし東京では、まだ緊急事態宣言が解除されず、自由に秋の行楽を楽しめない現状ですが・・・。早くゆっくり旅行や秋の味覚を思う存分楽しめるようになることを願うばかりです。さて今回は、弊社の通販サイトの誕生秘話?を、お話ししたいと思っています。拙い文章になると思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

創業当初から通販事業はあった?!

弊社は今季で12年目を迎えます。創業当初のミッションは「シェフの社会的・職業的地位の向上を目指し、食文化の創造及び食産業の発展」ということを掲げてました。そして、「食のイベント事業」「レストランコンサル事業」「通販事業」の三つの事業を柱に据えてました。ですので、創業当初から通販事業を行ってました。「シェフズストア」という通販サイトです。「弊社で厳選したレストランのお料理」「地方の眠っている食材・郷土料理」を、シェフズストアで販売するというものでした。

その中でも目玉商品が「レストランのフルコースを自宅に届ける」商品でした。そうです。現在のシェフズバンクオンライン商品の礎になっているんです。その当時は、レストランが通販を行うという考え自体がなく、提供する側も提供される側も、フルコースはレストランで食べることが常識であり当たり前でした。フルコースを自宅で味わうなんて、そんなことは考えてもいない時代でした。だからこそ、僕は商品化に踏み切りました。「自宅でフルコースを食べる」という商品が認知されれば、消費者の食の楽しみ方の選択肢が広がり、消費・行動変容が起きると。そうすることで、新規マーケットが創出でき食産業に新しい可能性が生まれると。

想いは大切!でも想いだけでは広がらない!

シェフズストアに込めた想いは

①レストランという場所だけが非日常的に食事をする場所ではない。家でもどこでも非日常を味わう事ができる。インターネットを用いることで、簡単に注文、いつでもどこでも味わうことができるようになることで消費者の楽しみが増える。

②シェフの技術や知識は、レストランというシチュエーションだけでなく、様々な場所でも提供できるようにすれば、シェフの活躍の場が広がる(シェフの活躍の場が増えれば、収入が向上し、シェフになりたい人が増え、競争力が生まれる。そうすれば、食文化・食産業の活性につながる。)

このような想いから立ち上げた通販事業シェフズストア。目玉商品が「自宅deフルコース」というご自宅にレストランのフルコースをお届けするというという商品です。いまでこそ、このパンデミックを経験している私たちは、なんとなくイメージでき、ニーズがあると思いますが、当時は「自宅でフルコースを食べる理由がない。フルコースを食べたければ、レストランに行けば良い」というお客様の声が多く、結果、商品としては失敗に終わりました・・・(泣)。いま思えば、志しや想いはあったが、当時のニーズにはマッチしていなかったんですね。

何が起こるかわからない!当たり前は当たり前ではない。


あれから12年。インターネットの普及で、時代は急速に進化し、メディアはテレビの時代からSNS時代へと移り変わり、消費者も多種多様な行動様式を選べるようになり、個人の考えやスタイルが尊重される時代へと変わわりました。

大真面目に取り組んだ失敗はすごいっ!

2020年大きなコロナパンデミックが起き、世界はいままで経験したことのないような辛い行動制限、自由の制限が課せられるようになりました。まさに、レストランに行けない・行きづらい時代が来てしましました。上述した「レストランでフルコースを味わえない時代」が勝手に来てしまいました。当初は見向きもしてもらえなかった商品が、急に注目を浴びるようになったのです。不思議なものです。いままでニーズがないものが、急に目の前に現れ、昨日までの当たり前が、今日は当たり前ではなくなる、そんな感じでした。私は、すぐに通販事業を再開し、サイト名を新たにシェフズバンクオンラインとしてスタートしました!あの当時の失敗があったからこそ真剣に取り組んだからこそ、通販事業をスムーズに立ち上げることができました。そして、当時の想いに、いまの想いをプラスして「シェフズバンクオンライン」が誕生しました!

シェフズバンクオンラインに載せた新たな想い

オンラインロゴ横

シェフズバンクオンラインでは、「食の楽しさを体験して欲しい」という想いを「シェフズストア(当時の通販サイト)」に上乗せした通販サイトです。その想いは、前回のブログに書かせていただいたのでここでは割愛します。こう振り返ると、たかが12年、されど12年と歴史を感じます。しかし、通販事業は始まったばかりです。この時期だからこその通販サイトではありません。ですから、まだまだ足を止めるわけにはいきません。進化を止めるわけにはいきません。シェフズバンクオンラインは、これからも新しい食の価値体験をお届けできるように、食の楽しみをお届けする商品を作り出すことをお約束いたします。

長文、最後まで読んでいただきありがとうございました。

株式会社シェフズバンク 代表取締役 桑原大輔