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2022/10/18 12:42

ミシュランガイド初のアジア進出の舞台として選ばれた東京も「ミシュランガイド東京2022」で15周年を迎えました。

星を獲得したレストランの数は226店と、2位であるパリの94店を大きく引き離しており、現在は世界一、星の多い都市となっています。

更に星の獲得数TOP5には京都・大阪も3位4位と続いており、日本は世界一の美食の国として評価されています。


なぜ日本が評価されたのか

訪日インバウンド事業を手掛けるTokyo Creative(東京都墨田区)は、
2022年4月25日~5月9日に日本以外の国に住む19~65歳の外国人,
227人を対象に「日本旅行に関する意識調査」を実施しました。

外国人に旅行したい国はどこか聞いたところ、1位は「日本」で87%の197人とダントツの割合を占めました。

2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されて以来、日本を訪れる一番の目的が「食」という外国人観光客は圧倒的に多く、官公庁が訪日外国人に対して行った調査で、日本滞在中の目的・やってみたいことで最も多かったのは「日本食を食べること」で70.5%でした。

日本以外にも食事の美味しい国は数多く存在しますが、なぜ日本が世界から評価されたのでしょうか?


四季の存在

春夏秋冬の四季が明確な日本では、それぞれの季節に最もおいしくなる“旬”の食材を大切にしてきました。

さらに、旬の始まりの“はしり”、季節の終わりの“名残り”など、繊細な季節の変化を味わいます。
また、日本人は季節の花や葉などで料理を飾り付けし、季節に合った器などを利用して四季の移ろいや自然の美しさを楽しみます。

季節限定商品などに見るように料理にも四季が表現されていて、季節の到来を知らせてくれます。

味覚だけでなく、視覚でも楽しみ、季節を慈しむ文化がある日本。この感覚は特異なもので、世界から尊敬されているポイントなのだそうです。

また日本は海に囲まれ、山々があり、森や清涼な水が豊富にあります。

この地理的な自然環境と四季が掛合わさり、1年を通してさまざまな種類の海の幸、山の幸の幅広い種類の食材がとれることも世界的に見ても珍しいのだそうです。

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旨味の存在

また答えの一つとして、私達日本人にとってはありふれた「うま味」が挙げられます。
甘味・酸味・塩味・苦味とともに、感知される味覚の一つが「うま味」だとされ、料理の美味しさに繋がる鍵を握るとされています。

他の4つの味覚と比較すると大変新しく、約110年前に日本人の手によって発見、そこから長年続いた議論を経て、2000年に入って正式に基本味として認められました。
その発見に大きく寄与したのが、同じく日常生活において身近な出汁とされます。

日本人は古くから、昆布やカツオなど自然由来の出汁を上手に利用して、和食を調理してきました。その中には多くのうま味が含まれています。

また、和食は伝統的な食文化として、2013年にはユネスコより世界無形文化遺産として登録された際に評価された点として、出汁における「うま味」の活用が言及されました。

うま味から繋がる出汁文化、調味料に頼りすぎない、素材を味わう食文化を育んできたからこそ、日本人ならではの繊細な味覚が生まれたともいわれます。

繊細な味覚なくして、美食を堪能することはできませんもんね。


歴史的に他国の文化を取り入れてきた過去

もう一つ、日本がグルメ大国として変貌を遂げた背景には、以前記事にも書いたように歴史的にもたくさんの文化の流入を受けてきたことも一因ではないでしょうか?


開国から明治にかけての文明の変化、戦争やアメリカによる統制をうけて今までと全く違う食を受け入れた経験が日本の食文化に与えた影響はとても大きいと思います。


また、2000年代は日本が観光立国を目指したことにより、日本の食文化をツーリズム資源として捉え改めて見直したこと。そして多様な食文化や食習慣を有する外国人への対応対策により外国の食への理解が深まったことなどで海外の方に評価していただいたのかもしれませんね。

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食べることが大好きな国民性

日本人って「食」に対する情熱がすごいですよね。

カニやウニのシーズンになるとツアーが組まれ、わざわざ遠くの産地まで食べに行く人も少なくないですし、旅行のガイドブックや宿泊施設のホームページには、必ず料理の写真が掲載されてます。

また、最高のものを追求する探究心もあり、極めることも秀でています。

こういった突き詰める国民性から世界でも活躍する料理人が輩出されているのかもしれません。

料理を五感を使って楽しむという豊かな感性があるため、食べる前から、さらには作る時から楽しんでいるように思います。食感、という感覚は、かなり細かく表現されると思います。

それこそ、盛り付けで目で楽しませます。

配膳の順番に工夫する。

料理の温度でも美味しさを感じたりします。

ほのかな香りや食欲をそそる匂い、何か弾ける音、伝わってくる熱気や、目に涼しいアイテムが添えてある。

といったふうに、食を全身で楽しむのが日本人なのです。


最後に

世界9カ国と地域を対象に、14個の項目から最も快いと感じるのはどれか?を順位付けしてもらう調査を行いました。

他国が軒並み「人を抱きしめる」「愛する人と共に時間を過ごす」などを1位にする中で日本人の1位は「美味しいものを食べる」

食べることを1位にした国は日本だけでした。笑

性欲・睡眠欲を抑えて食欲が1位…全身で食を楽しめる日本人にしか出せない結果ですね。振り切っていてむしろ誇らしささえ感じます。


でも日本人の美味しいものを食べるという行為の中には美しいものを見に行く・愛する人と共に時間を過ごすなどが必ず含まれているのでこれを選んだのかもしれませんね。


日本は国土が狭く、先進国と比べてみても休暇の定義もありません。

島国のため、海外旅行も簡単ではありません。

物価は上がり続けているにも関わらず所得も横ばい。


そんな中で生活の一部でもある「食」は、手軽に楽しめる、日本人にとってのエンターテイメント。

それを長年突き詰めていった結果が美食の国と言われるまでになったという感じでしょうか。


秋の新商品販売スタート

そんな「美食の国」日本はおとりよせもレベルが高い!

おとりよせもコロナ感染症の影響で更にご家庭で身近になりましたよね。

どんな場所であっても美味しいものを食べたい!を叶えます(^^)

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個人的におすすめなのがイタリアきのこの王様ポルチーニのパスタとホロホロ鳥のペヴェラーダ。絶対家で食べれないでしょ?という商品を選ぶのが好きなんです笑


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あとは言わずもがな、当店の人気NO.1商品の冷凍ピザも忘れないで!朝食なんかにもおすすめです。

せっかくの世界が羨む美食の国ですから、もっと普段の食事を楽しんでみませんか?